2010.02.18
昨夜の我家の晩ご飯はまたまた手抜きの鮭茶漬けでした。 やっぱり日本人に生まれてよかったと思うのは“お茶漬け”と“漬物”が食べられると言う事でしょうか?(小さな喜びですね!でも大満足です!) 今日の話はメインの鮭茶漬けの話ではなく、刺身で言うつま・・・つまり漬物の方の話です。 この白菜の浅漬けを入れている器の物語です。 漬物を全部食べた後で、醤油の後が残っていますが・・・ この器は一昨年9月に定年退職し、一人で四国88箇所お遍路の途中、松山のやきとりねねのニコニコおかみに頂いた温もりのある器なんです。 お遍路旅の中盤9月10日に第45番の岩谷寺を後にして、久しぶりにネオンが輝く松山市内で宿泊した時にブログで知り合った、ニコニコおかみさんのやきとりねねを訪ねて始めてお会いした時におかみから篠笛と菜箸のお礼に頂いた大切な宝物なんです。 其の時の懐かしい写真です 先日、そのニコニコおかみのブログで陶芸を習っている先生がお母様の介護などの問題もあり長年続けていた陶芸教室“無邪気庵”を閉じる事になったと知りました。 おかみの暖かい土のぬくもりを感じさせる作品は無邪気庵で誕生したものなので、民ちゃんが退職したらもう一度四国お遍路を回って、松山で道後温泉に浸かってニコニコおかみにもお会いし、無邪気庵を訪ねるのも楽しみにしていたんですが・・・ 介護の本当の辛さや苦しさを知らない私には、其の先生のご苦労を図り知る事は出来ませんが、よほどの覚悟上、陶芸教室を閉められる決意をされたのだと思います。 教室は閉められても其の古民家風のギャラリーは残っているかもしれませんので、少し期待はしています。 ニコニコおかみの陶芸作品はまだまだ続けて欲しいと願っています。(無邪気庵の先生も生徒の皆様も小さな幸せ探しに頑張ってくださいね!) 土の温もりを教えてくれた、ニコニコおかみと先生に感謝です。 竹の温もり 菜箸が1組出来上がりました。 この竹は社交ダンス仲間のY.Sさんの山で切ってきた竹で、もう5年ぐらい前に切ったものでいい色になってきていますが、竹は乾燥すると凄く硬くなるので細工をする時は左手にゴルフ用の古い手袋をはめています。 竹の薄皮を剥すと飴色になった何とも暖かい温もりが伝わってきます。 最近は作るペースが遅くなっていますが、以前(会社勤めしてた時)は毎晩のように作っていた時もありました。 サラリーマン時代より、主夫見習いの方が厳しいのかなあ~ 私の作った箸も色々な方の処にお邪魔しています。 皆、夫々に可愛がってもらっている事でしょうね!! 一つ一つの箸にも思い出がありますね、青い竹が飴色になり、時間をかけて出番が来るのを待って、箸や篠笛に変身して、世の中の人たちを暖かく喜ばせてくれることに感謝です。 小さな幸せで満足することの喜びを、鳩山さんや小沢さんにも解ってもらいたいものです。(因幡晃の・・・わかってください♪♪・・・ですね。) 有り余るほどのお金があっても、其のお金で苦労するなんて愚かな事ですね!何だか可哀想にさえ思えます。 人の温もりを感じさせるような使い方をしなければ、お金の存在価値もありませんね! 党首討論で、どんな言い訳をしてもトップに立つ人間は自らを厳しく律する心や行動が無ければ国民には暖か味や温もりは伝わってこないものです。 政界も財界も、もう一度日本人に生まれて良かった!と言う、小さな幸せを感じさせる気持ちにさせてもらいたいものです。 果たして、小さな喜びを知らない人たちにこの国を任せていてそんな日が来るでしょうか・・・
by shinobueakira
| 2010-02-18 04:45
| 竹細工
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