2010.01,31
大きいと思っていたが、実は大したことがないというものを最近二人の人間を見ていて、つくづく感じています。 一人は民主党幹事長・小沢一郎氏 政権交代をし、新しい日本に期待を少しだけ持ったのは事実だが、どうやら私の早合点だったのかもしれません。新政権の鳩山総理も小沢幹事長もつまらないお金の問題で国民の政治に対する不審を深めさせてしまったようだ。 お金を嫌いな人間はいないかもしれませんが、とかくお金が絡むと人間は人が変わってしまう嫌いがある。常々私はお金は少し足りないと感じるぐらいが丁度良くて幸せだと思っている。 お金が悪いわけではないが、お金を一番と考えている人がこの世の中増えすぎたようです。 一生暮らせるだけの資産やお金を所有していても、尚金の力に負けて不正な事をしてまでお金を手に入れたがる金の亡者が多すぎるように思えてならない。 そしてお金や其のお金で得た権力を見せびらかせて、群れを成す。其の権力に立ち向かおうとしない無気力な政治家や官僚や大企業の連中を見ていると、時々滑稽に思えることがある。 不正な事をしてまで得た金や権力に、何の意味があるのでしょうね? 田中角栄、竹下登、金丸信、そして小沢一郎・・・いずれも検察権力との戦いが続きましたが、不正な献金は結局、国民の血税が其の資金になっていることを忘れないようにしないといけませんね。 一人になった時に自分の心の中を見ることがそのような人に出来るだろうか?自分の心の中を見ることが出来ない人に、この日本を任せても大丈夫なんだろうかと危機感さえ感じる此の頃です。 もう一人・・・朝青龍 この人も色々な問題を起こしてきましたが、今回の一般人を殴打した事件で彼の相撲人生は終わったような気がする。 其の事件の責任のとり方も全く間違っている・・・・“誠意”が伝わってこない! プロとしての意識が欠如していると言わざるを得ません。 相撲界の事は以前から、相撲協会のあり方や国技の相撲と他の格闘技、スポーツの違いなど色々な意見はあったようですが、どんな事があっても暴力はいけませんね! 関取の仲では小柄なタイプの横綱朝青龍ですが、一般人に比べると体格も大きいし、力も強い、なのに何故酒を飲んでいたとはいえ殴打するような事件が起きるのか信じられません。 今までの事件はチョットいたずらっ子的な要素もあり、可愛げがありましたが、今回の事件は許されるものではないでしょうね。 相撲協会に任せていても、朝青龍人気で稼がせてもらっていると言う、これもお金が絡んでいるようですから、きちんとした解決は無理でしょうね。 全く其の反対に、20人程度の漁師達の漁労長だった親父が物凄く大きく感じたことがあったのを思い出しました。 私が小学生の頃、東シナ海へ向かって出港する日、朝陽に向かって桟橋を渡ってゆく親父の背中は朝陽さえも隠すほどの大きな背中でした。 岸で見送る奥さん連中や、芸者さん達が紙テープを持って何時までも手を振っていました。 其の時の親父の姿は私にとっては、一番大きな人間だったような気がします。 命を懸けて、荒海の東シナ海へ向かう親父は何時自然の猛威に襲われるかもしれない恐怖と闘いながら、家族のために働いてくれていました。 政治家や官僚や大企業の人たちに比べると其の給料は僅かなお金だったのかもしれませんが、汗水流して家族の為に稼いだ貴重なお金でした。 親父を失って3年が経ちましたが、今、私の心の中は“親父の偉大さ”に感謝と尊敬、誇りで溢れています。 小沢一郎、朝青龍、他にも色々な業界で天狗になっている裸の王様は沢山いますが、そのような人たちは一度、大自然の中でじっくり自分を見つめなおす必要があるのかもしれませんね。 本日の『龍馬伝』でも坂本龍馬は“黒船”の怪物のような大きさに武士の本分である“剣の道”に疑問を感じたのは新しい坂本龍馬の誕生だったのかもしれませんね! 富士山や鎌倉の大仏様を初めて見た時に恐怖さえ感じる其の大きさに感動した事を時々思い出します。 どんなに権力や富を持ったとしても、謙虚、素直、感謝の心を忘れないで欲しいものです。
by shinobueakira
| 2010-01-31 23:52
| 徒然日記(後編)
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