2007.03.03
2005年5月17日に初めて、メンタルクリニックの診察を受け、早2年の月日が経過しようとしています、今日の通院で、ドクターとの問診は終わりになりました。 突然、鬱病と診断された時のショックは大きいものがあり、その診断の結果を聞いて更に精神的に落ち込んだような気がして中々立ち直るのに苦労しました。 福岡玄海灘沖地震が発生して間もない頃の出来事でしたが、マラソンで喩えると、35キロ地点までリズムに乗って走ってきていたのに、急に失速し、レースを棄権しようかと考えながら走り続けている感じでした。 沿道で声援してくれている人達の暖かい応援で何とか、棄権せずに走り続けている感じでした。 今は、スピードはゆっくりとしたペースかもしれませんが、段々とスピードも上がってきているようです。ゴールはまだ少し先ですが、何とか完走出来るような状況になってきました。 この2年の間に今まで経験したことのない、貴重な経験をさせていただきました。 家族の絆、仲間の思いやり、会社の存在、自然との触合い、メンタルクリニックのドクターの存在、沢山の方々の暖かいご支援のお陰で此処まで回復出来たことを、素直に感謝しています。 いじめの問題や、複雑な社会でのストレスの増加、格差社会の問題、自然破壊による地球温暖化、少子化と高齢化社会等、これからの世の中は益々住みづらいものになっていくような兆候が見られます、身近な家族や、仲間、自然との触れ合いが“幸せ”を築く為のとても大事な要因になると思います。 これからの社会で人々が一番求めるものは『金や権力』ではなく『心と絆と自然』ではないかと思います。産業革命以後、長い間、科学技術や、経済主導型の社会が優先され続けてきたけれど、その功績は大きかったと思いますが、歯車が何処かで狂ってしまったような気がします。 平和の為の、戦争抑止力の“核”?身を守るための“銃”社会?なんて、矛盾していませんか? 一度走り出した流れは恐らく、大きな代償を払う事件、戦争などが勃発しなければ、止まらないのでしょうかね?人間の愚かさを感じています。 自分が経験した鬱病の中から、家族や仲間や自然を通じて、本当の幸せって何なのかが、少し解かったような気がします。 これからも、素直に謙虚に感謝の心を持ち続けていたいと思います。
by shinobueakira
| 2007-03-03 12:21
| うつ病と再度闘う!
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